気まま備忘録
よく晴れた朝カランの町
今日から仕事の記録をつけておこうと、こんな物を買ってみたのですが、早くも何を書いたらいいのかわからなくなっていますな。
でも一日で挫折するのは私も遺憾なところですので、まずは思い立った理由を記しておこうと思います。未来の私に向けて。
先日とある依頼人に「この間も依頼したばかりなのに、もう忘れたって言うんですか!?」と激昂されてしまったのが発端でした。
受けた依頼も、関わった人々も数多。それらを逐一覚えておくなんて無理です。元々記憶力は少々弱い方でして。それが特徴の乏しい冴えない愚かな男であればなおのことです。
ですが、さすがに依頼人を怒らせてばかりというのも問題かと思うので、記録しておこうと思った次第です。いつまで続くのか、自分でも楽しみです。
冷え込む夕刻 キュルットルの町
今日の依頼人は小さな可愛らしい女の子でした。食べ頃にはまだまだ早い、素直な女の子です。もちろん光靱のバンなどという私の暑苦しい異名も知りません。
彼女の依頼は、隣町に住む従姉妹に誕生日プレゼントを渡して欲しいというものでした。なんと可愛らしいことでしょう。そういった素直さを持ち続けて欲しいものですな。どうしてまあ、みんな捻くれてしまうのやら。
未来の私はすっかり忘れていると思うので書き記しておきますが、今ちょうど隣町は魔物が出没する危険な地域となっていまして、とてもこんな少女が行けるような状況ではありません。代わりに行ってくれるような物好きな人間もいないでしょう。誰もが命は惜しいですから。
だから私に依頼が来たのです。技使いなら大丈夫だと、どこかで聞いたんでしょうな。頼み込んだ相手が私だと知ったらご両親はさぞ驚かれることでしょう。
依頼料は小さな焼き菓子でした。もちろん、私はお受けしました。可愛らしい女の子の涙は、もっと大事な時のために取っておくべきなのです。たとえば素敵な出会いのためとか。
隣町に行って戻ってくるのは造作もないことでした。鳥の姿を真似た魔物が一匹出てきましたが、私の鞭の前では跡形もなく消えるだけです。
この鞭、いつ買ったのかも覚えていませんが、優れ物でして。精神をこめたら魔物も一瞬で塵となってしまいます。流れの技使いとして私が有名になってしまった理由の一つですね。この他にも実は短剣等幾つかの武器を隠し持っています。魔物を相手取るのなら、優秀な武器は多いに越したことありませんな。
隣町は実に悲惨な空気に見舞われていましたが、存外人々は無事でした。魔物は弱き者たちを脅しはしますが、命は奪い取っていないようです。これまた不思議なことですな。
もうすぐ誕生日を迎えるという従姉妹も、家に引きこもってはいても体は元気でした。怯えている彼女に一匹魔物を倒したことを伝えて、プレゼントを渡すと、大喜びしていました。少女の笑顔はよいものですなあ。
ついでと言わんばかりに、少女の両親に全ての魔物を倒してくれと言われましたが、それは断りました。報酬なしで依頼など引き受けません。なんとまあ図々しい。
人々は勘違いしています。私は善意で動いているわけではない。人でなしと言われようが気にはしません。
大体、実力のある技使いをただで働かせようというのが間違ってます。相手が魔物ならなおのことです。技使いだって人間。金がなければ生きてはいけませんし、選択を誤れば死ぬことだってあります。無敵ではない。
それなのに一般人は技使いに勝手な幻想を抱いたり、救世主扱いしたり、はたまた都合のよい奴隷扱いしたり。まったく、嘆かわしい。我々を便利な道具か何かと勘違いしているのでしょうな。
せっかく依頼をこなしたというのに、気分は台無しでした。
しかしプレゼントを渡したことを伝えたら、女の子は大喜びでした。彼女の笑顔に免じて今回はよしとしておきましょう。美しきものは心を満たす。それは我々技使いにとっては大事なことです。
小さな焼き菓子で少しばかりお腹を満たし、次の星へ向かうことにしました。この星には私に依頼しようとする気概のある人間は少ないようです。それに、これ以上たかられるような真似はごめんです。
目立ちすぎるのも考え物ですね。私のこの小さな眼鏡は名前と共に広まってしまったようで、すぐに正体がばれてしまいます。私のことを知らないような人間は、技使いがなんたるかを理解していないようですし。
本当は依頼料なんてどうでもいいんですが、それでも都合よく利用されるのは嫌いです。しかし流れの技使いというものを理解している人間は、私の名を聞くと怯えて仕事をくれません。
どちらにせよ悲しいことです。何とかなりませんかな。
のどかな昼下がり マウハーラの町
少しばかり大きな星にやってきました。ここならば私の力を求めている人間がいると思っていました。
流れの技使いというのは、その日暮らしの人間のようなものでして。『技』というこの能力を利用して体を売っているといっても過言ではありません。
技を使うと精神が消費されます。つまり私たちの心を消費しているようなものです。そのことを理解していない依頼人が増えてきて困ったものですね。皆、勝手なことを言ってくれます。
愚痴はこのくらいにして、今日の依頼人の話をしましょう。ご老人でした。ほとんど目が見えていない、元技使いです。今は技を使うと命を縮めてしまうということで、封印しているんだそうです。治癒の技も使えないと言って笑っておられました。
彼の依頼は、孫と一緒に空を飛んでやって欲しいという珍しいものでした。昔、約束したんだそうです。ですが今はそんな体ですので、空を飛ぶなど到底無理な話。自分の代わりに私を選んだということでしょう。
そう、このご老人、空まで飛べたのです。私にはそのことの方が衝撃的でした。
空を飛ぶというのは技使いにとっても簡単なことではありません。力加減を間違ったらどこに突撃してもおかしくありませんから。つまり彼はある程度の実力者ということです。そんな人間が技を使えなくなるなんて、信じられませんでした。体は大事にしないといけませんね。
孫は八歳になる男の子でした。はっきり言って悪ガキです。きっと甘やかされて育てられたのでしょう。
両親の姿が見えないことが気になりますが、あのご老人がべたべたに可愛がったに違いないというのは、容易に想像できました。私のことも、同じ技使いということで舐めきっていました。
どんな話を聞いていたのやら。技で空なんて飛べるわけがないと馬鹿にしていたので、少々乱暴ではありますが、縦横無尽に飛んでやりました。空高く舞い上がり、急降下し、回転し、と思うがままに飛びました。こんなに自由に動いたのは久しぶりですな。
その後、悪ガキは胃の中の物を全部吐き出してしまったようですが、私の知ったところではありません。慣れの問題です。実力のある技使いなら、これくらいは平気なものです。
世界でどれだけ技使いが疎まれ、恐れられているのか身をもって知るのもよい勉強になるでしょう。我々技使いの扱いというのはとてもとても複雑なのです。邪険にされたり利用されたりといい経験がないのだから、当然の話です。
心外だったのは、依頼料を払ってもらえなかったことでしょうか。一緒に空を飛ぶという依頼はこなしたというのに。ひどい話です。
曇天の黄昏時 チランダオの町
なかなか面白い事件に遭遇することがなく、しばらく退屈な日々を過ごしていました。この頃は魔物の動きが活発で困っている人も多いはずなのですが……。
それでもようやく、私の名を聞きつけ、依頼人がやってきました。チランダオの役人です。やはり内容は魔物退治でした。山奥に陣取っている三匹をどうにかして欲しいと。よほど困っていたらしく、謝礼をずいぶん弾んできました。
三匹まとめて相手するのは、普通の技使いには無理です。魔物はそこらの技使いよりも、よほど高度な技を使ってきます。中には人の姿をとるものもいます。しかも限られた技しか効果がありません。炎で焼き尽くそうとしても無駄なのです。
普通の人間はそういった事情を知らないので、時に無茶苦茶な要求をしてくることがあります。あれは腹立たしいものですね。こちらも命懸けというのに。私の実力あってこそ実現可能な依頼を、受けるのが当たり前だと言わんばかりに押しつけてきた者もいました。もちろん、その時は断ってやりました。
誰が死のうが私の知ったことではありません。私は善良な星民ではなく、星々の間をふらふらと彷徨う流れの技使いです。礼を尽くさぬ者に、親切にしてやる義理などありません。
評判さえもどうでもいいんです。大切なのは、人生を豊かにしてくれる刺激です。心を満たすものです。
話が逸れましたな。結論を言うと、魔物三匹倒すことなど造作もありませんでした。
ただ気になる点もあります。魔物がこんなわかりやすい場所を根城にするなんてことが、今まであったでしょうか? 彼らはいつもどこからともなく現れ、人々を恐怖に突き落としては去っていくばかりだったのに。
何だかきな臭いものを感じますな。
冷え込む夜 ミタルの村
今日の記録は少し長いです。未来の私への警告です。小さな星の村長の依頼には注意しなければなりません。
どうやら最近、魔物の中によからぬ計画を企てているものがいるようです。彼らは何故だか人間たちの精神を集めているらしいのです。
精神というと我々技使いのものと勘違いされがちですが、普通の人間にもあります。量が少ないだけです。それをあの手この手で奪い取ろうとしているらしいとわかりました。
それだけならまだいいのですが、魔物に脅されて旅人を生け贄に捧げてしまう人間が現れています。今日出会ったミタルの村長もそうでした。
彼が不幸だったのは、生け贄にしようとした私が流れの技使いであり、しかも光靱のバンなどと呼ばれる異名持ちであったことでしょう。運が悪かったですな。日頃の行いというものですよ。
この村に一つしかないという宿に、魔物は潜んでいました。もちろん、私もそこに案内されました。魔物が姿を現したのは、夜も深まった頃のことです。
何となく違和感を覚えていた私は、少しだけ夜更かしをしていました。そこへ突然、魔物が襲いかかってきたのです。
魔物は人の姿をとる、それなりの力の持ち主でした。それでも一匹だけなら、私も落ち着いて対処できました。
彼らは大抵、我々人間のことを舐めています。それが命取りになることも知らずに、人間など敵ではないと軽んじています。彼らが気にしているのは別の何かのようでした。まったく、私を無視するからいけないのですよ。
私の持つ武器のような類が、技使いたちの間に広まりつつあることをもっと認識すべきです。ああ、理解した時には消滅していますか。残念なことですな。
そういうわけで魔物を葬り去った私は、次の日笑顔で村長のところに挨拶に行きました。その時の村長の顔といったら滑稽でなりません。見物でしたな。
魔物のことをおいそれと口にできない彼を、散々からかってやりました。いやいや、これほど愉快なこともない。
私の口からどうにか魔物のことを聞き出そうとする村長に対して、はぐらかしながら何度もお茶をせびってやりました。ミタルの近くではよい茶葉が取れるんだそうですよ。
行方不明になっている旅人の話をした時の村長の顔色は、名状しがたいものでしたね。魔物が彼らをどうしたのかは、私には知るよしもありません。しかし無事に生きているわけもありますまい。
種明かしをしてやった後の、村長の慌て方は無様でした。青いを通り越して黒くなった彼は、しきりに言い訳を口にしては平謝りしてきました。村民を守るために仕方なかったのだと、言い続けていました。
私は別に彼を責めるつもりはありません。名も知らぬ旅人と村民の命を秤に掛けた結果でしょう。当然のことです。犠牲になった旅人は気の毒ですが、魔物の蔓延る世界を旅することは、そういった危険性を孕んでいるのです。最後に自分の身を守ってくれるのは自分だけ。
ただ、私を騙そうとしたことは許し難い。
魔物退治の謝礼金にたっぷり茶葉までいただいてから、私はミタルを離れました。もちろん、その後は近隣の村や町にその噂を流してやりましたよ。
村長がどうなったか? 村民がどうなったか? 知りません。私は真実を語っただけ。それ以上のことはどうでもいいのです。
ただ、こんなにちっぽけで寂れた村にも魔物が姿を見せているというのは、記憶に留めておくべきことでしょう。
どうも彼らの動きはどんどん活発になっているようですな。注意しなければ。
爽やかな早朝 シガルドーダの町
ここシガルドーダで面白い話を耳にしました。あのファラールで大々的に技使いの護衛を募集するらしいという噂です。
ファラールと言えばこの辺りで最も発展している星です。賑わっている場所です。そんな星で技使いの護衛を、しかも他の星からも集うというのは尋常なことではありません。
しかもよく聞くと、なんと試験までするという話ではないですか。まったくもって前代未聞。どれだけの人数を集めるつもりなのでしょう? これは何だか楽しいことが待っているような気がします。
私はすぐさまファラールへ行く船のチケットをとるために動くことにしました。
星々を行き来する船の数は、最近の魔物の影響で減っています。これは急がなくては出遅れてしまいます。
人生に必要なのは美しきものに、刺激的な日々です。この機会を逃してはなりませんな。
汗ばむ昼下がり リュンツルの町
しばらくぶりの記録となってしまいました。ファラールでの仕事は忙しく、また実に刺激的で、文章にしている暇なんてありませんでした。
思う存分戦えましたし目の保養にもなりましたし、実に満足です。やはり美しいものというのはいい。男女問わず、生死を問わず、美しきものは心を豊かにします。
ここ最近活発になっていた魔物たちも、今回のことでしばらくはおとなしくしていることでしょう。
依頼料も十分いただいたので、もう少しくらいは悠々自適に生活したいものですね。そろそろ、長期滞在のための宿を探しますかな。
穏やかな午後 リュンツルの町
ファラールの救世主の噂がここにも流れ着いてきました。おかげで私の正体に気づく人もおらず、のんびりと休暇が満喫できます。
どうやらここの宿の食堂は、近隣住民も利用しているようですな。技使いもいるようです。
毎日のように、あちこちでたわいもない話が繰り広げられています。ここ最近のもっぱらの話題はファラールでのことです。
今日は救世主が美女か美少女かで言い争いをしていました。かの有名なファミィール家を救った謎の救世主。しかし青年たちが気にするのは、その実力ではなく容姿。
若人の興味関心の方向などそんなものです。いやいや、実に結構。美しきものは心を満たします。ただ噂に流されるばかりで頭を使わないのは感心できませんな。
大体、美女と美少女の境目など怪しいものです。年齢というのは見る側の主観も大いに影響しますし、願望も投影されます。つまり、好みです。
私としては食べ頃にさしかかる直前の少女を愛でるのもよいと思いますが、熟し切った女性と交わす言葉にも味わいを感じます。
強き者と相対する瞬間というのも、ぞくぞくしますね。
話が逸れましたね。そう、年の話です。技使いというのは強者であればあるほど見た目で年齢を推定できなくなりますから、その辺りも考慮しなければなりません。
救世主ほどの実力者であれば、もはや年齢など推し量れるものではありません。あの若人たちがそれに気がつくことはないでしょうな。
しかし、そろそろさすがにこの生活も飽きてきました。刺激が乏しいのは退屈です。
賑やかな昼時 リュンツルの町
あまりにも退屈な日々が続くもので、午睡が日課となりつつあります。まるで本物の年寄りです。
これはよろしくないと辺りを散歩して回っていたところ、護衛の依頼がやってきました。
隣国へ商品を運ぶ際の護衛です。そうでした、魔物がよく顔を出すようになる前はこういう依頼が多かったんです。珍しい品を強奪して金に換えようとする輩はどの星にも、どの国にもいるものですな。襲ってくるのが魔物か人間かの違いだけで、商人にとって危険なことには変わりはありません。
この護衛というのは、私にとってはかなり気楽なものです。場合によってはただ歩いているだけでお金が入る。私の容姿を知る者はまず襲ってこないわけですからね。
困るのは守る対象である商人の性格が気に食わなかった時です。四六時中一緒にいることになるので、かなり苛々させられます。
今回の男もそうでした。強欲で意地っ張りでそれなのに臆病で図々しいという、とんでもない男でした。薄くなった髪をしきりに気にするところも、自慢話ばかり続けるところも、鼻持ちなりません。
一番腹立たしいのは技使いを舐めきっているところでしょう。私は別格だと言いながらも、言葉の端々に侮蔑の色が滲み出ていました。
今までなら途中で依頼を放り投げているところでしたが、あまりに暇な日々が続いていたので、今回はそれは止めました。その代わりに、技使いの真実を教えてやることにしました。救世主の話題を引き合いに出して。
かの噂はこの男の耳にも入っていたようですな。この強欲商人は女好きでもあったらしく、なんとまあ食いつきのよいこと。
強い技使いには美男美女が多いのです。私を含めて。普段、一般人はそういった技使いに遭遇することがないから知らないのでしょうな。そこら辺にいる小童ばかりを相手にしているから勘違いするのです。
流れの技使いはしたたかで、逞しく、美しい。私はそういった者たちとの出会いを求めて流れているようなものです。強い者に出くわすような依頼に巡り会うことは滅多にありませんが、得られたら若返りますねえ。
きっとこれからこの強欲商人は、美しい技使いの噂を探し回ることでしょう。雇いたいと顔に書いてありました。犠牲になる技使いがかわいそう? 彼らはこんなどうしようもない男には引っかからないでしょう。こういった商人には辟易とさせられ続けてるものです。すぐにわかります。
図々しいこんな男は、得られるはずのないものを求めて金を使えばいいんですよ。その方が世のため人のため。いい気味です。
晴天の朝 カランの町
暇をもてあましたので、また別の星へと移動してみました。魔物の被害も少なくなったためか、船の数も増えてますな。これであちこち流れやすくなります。
いい匂いに惹かれて町の中をふらふらしていたところ、突然男に声を掛けられました。また依頼をしたいと。「また」というのだから以前にも会ったことがあるのでしょうが、私の記憶にはありません。
そこらの町民と区別の付かない、飾り気のない簡素な服。中肉中背。特徴の乏しい冴えない男です。するとその男は呆れた顔をしつつ「また忘れたのですか」と怒りを露わにしました。
ああ、思い出しました。私に忘れられていて怒り出したあの愚かな男です。この声は何となく覚えています。
せっかく記録しておいたというのに、顔をすっかり忘れ去っていました。金だけは何故か持っている、どこにでもいそうな壮齢の男なのです。私を見つけ出す手腕だけは優れているようですな。
どうもこの記録も無意味なようだということがわかりました。備忘録としても役割を果たしていません。
考えてみると、依頼の内容を簡単に書き記しておいても、依頼人の顔を覚えていなければ思い出せるわけがなかったのです。美しい者ならばともかく、こんな男の顔など記憶に留められるわけがない。
何の役にも立たない物であれば、止めてしまいましょう。どうせ読み返すこともないのです。面倒なだけです。そのうち無くしてしまいそうですしね。
無駄なことに時間を費やしてしまいました。まあ、暇つぶしにはなったということにしておきましょうか。いつか、こんな試みをしていたことなどすっかり忘れ、また繰り返さないようにだけ気をつけないといけませんな。